ベランダでやもりが繁殖。

うちのマンション、今外壁工事をしている。先日はベランダを塗るので、窓が外から養生のためビニールで覆われ、ベランダの荷物も作業をしやすいように勝手に業者に動かされていた。

土曜日にやっとビニールがはずされて、窓も開くようになり、ベランダに出られるようになった。やれやれ、と思ってベランダを見渡すと、洗濯物を干す竿が下に置かれたり、植木鉢など園芸用品を収納しているボックスも向きを変えられたり、とにかく「こりゃダメだ」という状態だった。

そこで、春休みでやることのない息子と一緒にベランダの片づけをすることにした。竿を拭いたり、ゴミを掃いたり、この機会にいらないものを捨てようと思って植木鉢を分別したりした。

最後に収納ボックスを元の位置に戻そうと思って、もとあった場所の砂や綿ぼこりを箒で掃こうとしたとき・・。チョロチョロっとその綿ぼこりが動いた・・!!「ひい〜〜!!」と飛びのいて、改めて見てみたら、や・も・りの形が一つ二つ三つ・・。3Cmくらいの灰色のやもりが一族で冬眠していたのであった。中には干上がったヤツもいる。怖すぎる。ヒイヒイいいながら、ボックスをもとの位置にもどし、「やもり、外に出してよ〜〜」という私に、息子は「今外に出したら凍え死ぬよ。箱の陰においておかんと。」と平気で掌にのせ、ボックスの裏に逃がしていたのであった。

その後も、掃いた埃の中に動かないやもりの体があって、「ひい〜、またここで死んどる!!」と私が叫ぶと、息子が「どこよ?」とそれを引き取り、「あー。動いた。死んでない。冬眠中や」とまたボックスの裏に置きにいくのであった。

昆虫大好き少年だった息子につきあって、けっこう虫は平気な母ではあるが、やもりがベランダで繁殖しているとは思いもよらなかったので、びっくりである。昔からよくなにやかや、捕まえては飼っていたので、その中の一つが脱出して生き延びていたのだろうか。やもり・・。別に害はないから、いてくれてもいいのだが、春になって活動を始めたら、洗濯物を干す私の足に、くれぐれも踏まれないようにだけ気をつけてもらいたい。わー、やっぱり嫌かも〜〜。