う〜ん、マンダム〜怖いものなしの中学時代

人ごみの中で、ふといい匂いがして、振り返るときがある。

お店で品物を探していて、後ろを人が通り過ぎて一瞬あとに、ふわ、っと香りが匂うと思わず振り向いて、どんな人か見たくなる。

男の人でもいい香りがするひと、結構いますね。
若い人が多いけど。おしゃれやな〜〜。

初老の方の、ポマードの匂いは父を思い出します。
そういえば、私が中学のころ、CMで、
「う〜ん、マンダム」っていうのが流行り、学校ではなぜか笑いとともにお調子者の男子が休み時間に女子の前でご披露していた。(ただ言葉を言うだけだったけど。なんか、おもしろかった)

マンダムのCMも、全然変わりましたな。いまやGATSBY

あのころ、チョコレートで”デュエット”というのがあり、バレンタインデーはそのチョコをあげるのがおしゃれだった。

ケンとメリーの愛のスカイライン、なんてのも流行りましたね。

チロルチョコは10円。
チョコレートの皇帝、エンペラー、に対抗して、チロルチョコはチョコレートの農民です、とCMを勝手につくっていたK君は今は高校の古典の教師らしい。

私の中学の先生はいろんな意味で個性豊かな先生が多かった。

授業の一環として、自分が吉永小百合さんの事をどれだけ好きかを生徒に話して聞かせる英語の先生がいたし、
特定の男の子をひいきしてイヤラシイのはやまやまだが、その容姿と性格から、絶対その男の子からは好かれそうにないので女子からは哀れみの目で見られていた国語の女教師や、
自分の家のネズミ取り器(!!)に、世界一大きいネズミがかかった、と自慢する保健体育の教師や、
ただの遊び心で友達と名札を取り替えていただけなのに、(女の子同士で)、「不良のはじまりじゃ!」と説教をする、??な生活指導の先生がいた。
その先生は、自分のことを「ボク」というので、「ボク」というあだなだった(なんのこっちゃ)

越智、という姓の若い男の理科の先生は、目がたれ目だったので、あだなが「落ち目」で、離任式のときの挨拶で、
「みなさんも落ち目にならにように頑張って勉強してください」としめくくった。
今から考えると、あのとき先生はどういう心境であのようなことをおっしゃったのだろう。(今でいう自虐ネタか)
私らは、「わあ」と笑って終わりだったのだが、今まで心に残っているということは、なにか感じるところがあったのだろう。

越智先生、私も48歳になり、人生の落ち目に向かわないよう、いっそう努力する所存です。
しかし、中学時代は地球が自分を中心にまわっていたなあ。
まわりの大人に感謝感謝です。

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読み終えた本
○35歳を救えーなぜ10年前の35歳より年収が200万円も低いのか(NHK「あすの日本」プロジェクト×三菱総合研究所

○なぜ若者は保守化するのかー反転する現実と願望(山田昌弘