保育士試験 実技 音楽、言語 ②

言語の控え室に入って、しばらくすると、音楽を済ませた人たちが入ってきたので、「どんなでした?」と小声で雑談をしていると、部屋の中の、現在「言語」受験待ちでそれが済んだら「音楽」にいく人たちが、こっちを見て、「ピアノって、グランドなんですか?」など、質問をしてきたので、しばらく、音楽の受験室内の話や、試験官の雰囲気などの話をして、(控えめに)盛り上がる。

30分ほど待って、私を含む、5人のグループが呼ばれる。
1番の私が係の人に呼ばれて、部屋に入ると、今度は、男女1人ずつの試験官だった。試験官が座っている机が真正面、その前に、子供用の椅子がいくつか置かれ、左右の椅子だけに、子どもの顔の絵が貼ってある。これは、顔を左や右へと向けながら、話をしないといけないんだなあ、と漠然と思う。
顔の向け方について、頭の中がまだ試行錯誤中(笑)の感じのときに、「用意はいいですか?」と男の試験官に言われ、「は、はい」と答えてしまい、ピっとタイムキーパーの時計の音が鳴った。

というところまでは、明確に覚えているのだけども、次に記憶があるのは、「え??私、同じ言葉を繰り返してるよね。これ、どうなってんの??」と思い、我に帰ったときだった。
やばい、となんとか立て直し、話し終えた後、10秒くらいたって、終了のピピピ、という音が。
立て直してからも、自分が何を言ったのか、おぼろげにしか覚えておらず。まあ、最後までいったのだから、ちゃんと筋書き通り喋ったことを信じよう、という状態でしたね。あーあ、やっちゃいけんところで、ついにやっちまったー。

部屋から出て「始まってすぐ、記憶がとんだ・・・」とつぶやくと廊下の人たちが「お疲れ様、気分転換して帰り〜」と声をかけてくれて、(廊下には、教室の中の声は丸聞こえ)、お愛想でも「大丈夫よ」と言ってくれる人もおらず、こりゃあ、相当ひどかったんや・・・と意気消沈し、試験会場を後にした私でありました。
まあ、ほんまに、なんというか。もう一度やりなおさせてほしいものですわ。

結果は11月終わり頃くるらしい。ダメだったとしても、来年は、実技だけの勉強なので、楽は楽。ということで、ため息の嵐の、この数日間。はぁ〜〜。