遺作写真展、終了

同級生S君のお父さんの、遺作写真展が地元の郷土資料館で10.11日に行われ、300名もの来場者があったという。
S君の中学、高校の同級生、先生、実家のご近所の方、お父さんのご友人、勤めていた会社関係の方、知り合いの方など様々な人が来場された。
展示室を回って写真を見たあと、受付にいるS君とご兄姉に、写真の感想、写っている風景についてのこと、お父さんとの思い出など、いろいろな事を話して帰られた方も多くいたという。
S君のこの遺作写真展にかける情熱と、写真展の完成度の高さに、感服するばかりの2日間であった。

私たち同級生は、準備から片付けまで手伝った人もいれば、遠方での仕事の合間に30分くらいだけ見にかけつけ、またとんぼ返りした人もいて、それぞれ自分ができることをやらせてもらった感じである。
S君のサポートをしようとして、逆に邪魔になったこともあったかもしれないが、それぞれが満足してこの2日間を終えた気がする。

今日12日は、お父さんの一周忌の法要があり、その後、S君はまた10時間かけて、埼玉まで車で帰るそうだ。お姉さん、お兄さんもそれぞれ、他県の家に帰られる。数年前にお母さんが亡くなり、お父さん一人が住まわれていたS君の実家は、1年前にお父さんが亡くなった直後に売却に出されていて、売れてしまえばもう実家は無くなってしまう。今回も、ホテルに宿泊しての帰省だった。
いろいろな人生や人のつながりを感じたこの2日間だった。