青色の舌

声が治ったあとも、やっぱり大声を出したり、幼稚園児と歌をうたったりした後は、「ヤバイ」と思うことがある。喉がてきめんに、痛くなるのだ。

そういうとき、便利なのが、「龍角散ダイレクト」という、顆粒の、水無しで飲める薬である。

スティックなので、ポケットに忍ばせておいて、間髪を入れずに飲む。教室にいても、ちょっと後ろを向いて、さらっと飲めるので、助かるのである。
そのあとは、痛みもおさまる。

ただ、ひとつだけ困る事がある。飲んだあと、ベロが、真っ青になるのだ。
ミント味、と銘打っているので、青色の着色料を使っているのだろうか。しかし、薬にそんなものは、必要ないのではないだろうか。体によろしくないものは、使うべきではないと思う。

かき氷の「ブルーハワイ」を食べたあとのような、染まりようである。なんでこんな着色が必要なのか、大いに疑問である。