消しゴムがもったいない??

1年生の女の子で、”15−7”とかの計算ができない子がいて、宿題プリントが、間違いだらけだった。
教科書を見ると、
「1. 15を10と5に分ける 2. 10から7を引く 3. 答えの3と、残りの5を足す 4. 答えは8」という教え方をしていた。

何度それを説明しても、違う答えばかりいうので、プリントのすみに10個と5個の丸を書いて、10から7を引いて、と丸に斜線を引いて、数えて、なんとか正解を出させて、やれやれ、と思ったら・・・・

突然、「この丸、消さんといかん」と私の書いた丸を消しゴムで一生懸命消し始めたので、「まだ消さないで、もう一度おうちでお母さんとやってみたら?」というと、「消す」といっそうゴシゴシ消して、挙句の果てに
「ああ、消しゴムがもったいない」と悔しそうに言ったので、びっくりした。

こういう時、どういう反応をしたらいいか、とっさに思いつかない。
「そんなことを言うの、教えた人に失礼でしょ」くらい、言ってやったらよかった。
でも、今度から、説明してあげるのには、広告の裏紙とかを使おう、と思った。
学童保育は、親御さんがお迎えにくるまで、安全に見守るのが本来の仕事だけど、宿題を見てあげるときには、こういうこともおこる。
勉強がわからん子に時間かけて教えてあげて、文句言われるのはそうとう悲しい。