毒を吐く

定演が一週間後にせまってきた。
毎回の練習のたびに、先生(アラフォー、独身男)に、テンションが下がることばかり言われる。


「いい年をしたあなた達が、舞台でほほえましい事をするのをお客さんが見るのであって、間違っても、あの人達、かっこいいわね、なんて思われようとしなくていいんですからね。」とか
「10周年なんだから、10年前に比べて、体力の低下と顔のしわは仕方ないんだから。」とか
「あと少しなんだから、けがや病気に気を付けてください。まあ、終わった後はどうでもええけど。」とか。

ブラックユーモアだという人もいるけど、そういうものは、「なるほどー、うまいこというなあ」と笑えるものであろう。先生のは、ただの、毒である。
言われた人が、いや〜な気持ちになるのは、「ユーモア」ではないよな。
人が気分悪くする言葉をあえて言う。テンション下げさす天才である。指導者として、失格〜。勘違いもはなはだしい。

「演奏会が終わった後は、あなたたちがどうなろうと知ったことじゃない」と言い切られた時は、思わず、「おまえもな」と言い返してやろうかと思ったよ。アブナイ、アブナイ(笑)