「むずむず脚症候群」完

昨日は隣の市の、神経科内科に行って来た。
行く前に電話で確認すると、予約は要らない、とのことで、やった!!とすがるように車で30分運転して病院についた。

神経内科、ではなく、神経科・内科である。
神経科」の診察をお願いします、と受付で言ったが、診察室は1つなので、言わなくてもよかった感じ。

患者さんは、おばちゃんや、おじいちゃんや、子供連れの若いお母さんなど。
咳をしたり熱があるような人は、いない。

10分ほど待ち、呼ばれた。
診察室の中は、大きな机が1つあり、机をはさんで初老の男の先生と向かい合った。
よく見知った内科の診察室とはまったく感じが違った。

「きょうはどうされました?」と聞かれ、
家で書いていった、2月からの自分の体の状況についての紙を見せて説明した。

2月の始めに左足の剥離骨折をしたこと。それが治る頃(3月)左足の親指が腫れた事、そのころから、マンションの裏で道路工事が始まり、日中、はんぱない騒音がし、家の中にいても気が休まらないこと、最近、夜寝ようと布団にはいると必ず脚や手の指がピクツき、寝られないこと、等々。

先生は、説明を聞きながら、カルテに書き込んでおられた。

そして、私が、ネットで調べた「むずむず脚症候群」のコピーを出し、
「この中に、「周期性四肢運動障害」というのがあって、睡眠中に周期的に脚のピクツキが起り、睡眠障害が起る、と書かれているんですが、
症状がまったく同じなんですが・・・。」と言うと、

むずむず脚症候群については、まだはっきり原因がわかってないんだよね。ここ(ネットで調べた情報)にかいてある、薬の効き目も、なんで効くのかよくわからないし。」とおっしゃり、
「どっちかというと、2月に剥離骨折をしているから、それが原因で脚の不具合がでている可能性が高いと思う。」
と言われた。

「骨折を1度したら、骨折した場所はなおっても、いろいろな所に不調がでたりするから、ほんとはもう1度外科に行ってみてもらうのもいいかもしれない。」
「脚は、完治して、スタスタ歩くのにまったく支障ないんですが。」
「同じ脚だからね。そう簡単にはいかんのよ。」

確かに、剥離骨折箇所と、はれた親指につながる太い筋に冷湿布をはると、ピクツキは押さえられているような気がする。

じゃあ、手の指がピクッと動くのはなんなんだろう・・?
そういえば、時々、指の関節が痛いときがあるけど、そっちの関係か!?

不安げな私の顔をみて、先生は、
「でも、寝られないのは辛いでしょう。睡眠導入剤をだしましょうね。」とおっしゃられた。
私は、「あの、ここに書かれている、抗テンカン薬クロナゼパム、というのも出してくださいませんか???」と追いすがった。

先生は、「わかりました。でも、これで解消できるかはわかりませんよ。1週間、飲んでみて様子をみましょう。」と言ってくださった。


市内の神経内科にこだわらなくてよかった。
通院に時間はかかるが、たかが30分、予約なし、待ち時間10分、先生は素敵なおじ様だ。
ちゃんと患者の気持ちを受け止めてくれて、それだけでも精神安定だ。

夜、食後にランドセン(クロナゼパム)1mgを1錠飲んだ。
夕食の後片付けをしていると、どんどん眠気が襲ってきた。
ありゃりゃ、と思い、いつもなら、片付け後にはTVを見たりするのだが、今日は即お風呂にはいり、11時前には布団の中に。
目覚ましで目を覚ましたのが、6時50分だった。
みごと完睡。

もし、これに睡眠導入剤を飲んでいたらどうなっていただろう。
かなり怖い。

午前中も、まだまだ眠気あり。いままで寝られなかった分、この際寝てやろう、とひらきなおり、家の用事をすませ、9時頃横になり、昼まで爆睡。脚、手の指ともピクリともしない。

不眠の嵐はいずこへ。一体なんの騒ぎだったんだろう。
この変わりように、自分の頭と体がついていっていない。

とにかく、だ。寝られた。
これから、同じようなことがあれば、自分はどうすればいいのかが私にはわかっている。よかった。よかった。
明日からは、いつもの日常にもどれそうだ。
先生に感謝です。なんていい病院。1週間後、経過報告にいくのが楽しみです。(調子よくても行くのかな?)