大丈夫か?(笑)

5年前から、むずむず脚症候群で悩んでいたが、良い先生に出会って、半年に一度くらい薬をもらいに行って、症状が出た時だけ服用し、事なきを得ていた。
しかし、この春、病院に行ったら、閉院の張り紙があり、薬をもらえずに帰ってきた。半年に一回の頻度なので、全然知らなかったのである。
そして、その足で、行きつけ?の近所の内科に行って、一時的措置ということで、なんとか薬をもらうことができた。
内科の先生は、むずむず脚症候群は、自分の診療範囲外であり、自分の病院にはその薬がないので、薬局で処方してもらいなさい、と処方箋を出してくれた。
やっぱり、この症状は、診れる先生が限られているのだなあ、と思った。

そしてその薬が、なくなった。今度は、近所の内科にはもう行けないし、どうしたもんだろう、と悩んでいたら、ふと見たタウン誌に、コラムを書いておられる病院の若い先生が、神経内科の専門医だと肩書きに書いてあったので、これは!!と思い、行ってきた。
その病院は、大先生と若先生がおり、若先生が神経内科を診てくれるのであった。
診察室に入って、これまで行っていた病院が閉院した事と、春に内科の先生に一時的措置で出してもらった薬の処方箋のコピーを見せ、「ランドセンを2週間分ください。症状が出た時に、一錠を半分に割って飲んだら治まります。だいたいこれで半年、大丈夫です。」と言ってみた。
私的には、きっと初めからの事を詳しく聞かれるんだろうな、と思って覚悟していたけど、先生は、「それは困ったことですね、はいはい、出しておきましょう」と、いとも簡単に言い、
「せっかくですから、血圧を測っておきましょうかね」と言い、看護師さんが左腕に血圧計をセットし、右腕を先生がとって「脈を測っておきましょうね」と手首を押さえた。
そしてそれが終わると、「ちょっと胸の音をきいておきますね、服の上からでいいですよ」とシャツの上から聴診器を当て、それが終わったら、「体重も測っておきましょう。そこのヘルスメータに乗ってください」と言うので、「ええ」と一瞬ためらったところ、「じゃあ、自己申告でいいです〜」と言うので、○○キロですが、と答えた。
すると、先生が、「他の薬で、なんかいるもの、ありますか?」と言った。びっくりして、「いやあ、今のところ、大丈夫ですが」と答えたら、「はい、じゃあ、これで終わりです」と先生が言い、診察は終わった。

帰り、車を運転しながら、なんだか、こんなんで大丈夫なんだろうか、という思いがフツフツと沸いてきたが、これからも薬をもらえる病院が見つかってよかった、とだけ思うことにした。患者主導でいいのである。