パン屋の閉店〜付加価値商品を開発せよ!

昨日行ったスーパーの、中に入っていたテナントのパン屋さんが閉店してそのコーナーが白い壁で囲まれていた。

パン屋さんのパンの値段は150円〜300円くらいだったか。
スーパーのパン売り場には98円のウインナーロールや、100円のプライベートブランドバターロールなどが置いてあり、どうしてもこっちのほうを買ってしまう。

99円均一サービスデーにはお客さんも結構入っていたが、平日はあまり売れていなかったようだ。

普段に、もう少し値段を下げればいいのに、と思っていたが、小麦粉やバターの高騰でそれもできなかったのだろうか。
スーパーのサービスデーには、いやおうなしに安い値段で売ることになる。

こういう場合、経営手段として、
①付加価値のある、この店にしか無いものを作り、お客を呼ぶ
②目玉の安いパンを日替わりで作り、他の定価のパンのついで買いを狙う。
③パンと一緒に利益率の良いものを置き、セットで買ってもらうようお客を導く。

などが考えられるが、今は、とにかく安いものを求めるという流れには勝てない気がする。

別のスーパーの中のパン屋さんも、開店当初はポイントを貯めると、食器やホットサンドメーカーなどを貰えたのだが、今はもう無い。そうなると、ますます、わざわざ高いパンを買う気になりませんな。
不景気な世の中です。どうにか打開策はないものか。

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読み終えた本
○激安なのに丸儲けできる価格のカラクリ〜10円缶コーヒーでもなぜ利益が出せるのか?〜 坂口孝則

著者の恋愛経験をも例にとりながら、消費者側から見た企業の利益戦略の仕組みを教えてくれる本。ポイントのからくりなど、主婦必見。