新聞は楽しい〜母に、PCが使える事を認めて欲しい娘のつぶやき

昨日は夕方、本を返しに図書館に行った。
雑誌などをチェック。
週刊ダイヤモンドTwitter特集をじっくり読む。

津田大介堀江貴文広瀬香美勝間和代各氏がtwitterのおもしろさについて語っている。広瀬さんのTwitter初心者のための手引きはわかりやすく、そういう仕組みなんや、知識は得た、いつでも始められるぞ、と思う。

堀江さんはいつも極端だ。
ライブドア時代には、インターネットでニュースを流して反響のあった記事だけ新聞で報道したらいい、と言っていたが、今回は、Twitterさえ見ていれば世の中の事はわかるので、やっぱり新聞は必要ない、とのご意見。(違っていたらゴメン)

私自身は新聞大好き人間なので、この人は新聞の楽しみ方を知らない人だなあ、と思う。

もちろん、その人の置かれている環境によって、必要な情報は違ってくるのはわかる。でも、新聞は、情報だけではないからなあ。

一地方都市の、インドア派の主婦と、堀江さんとは天と地の生活環境の差がある。
私がもし、Twitterを始めたとして、つぶやきをフォローする人を50人決めて(50人のつぶやきをいつも読むように登録設定して)、リアルタイムに今の世の中の動きを知ったとして、それが瞬時に生かせられる立場にいたらとても役立つだろうが、今はそんなことは、ほとんどない。

その事件や起こっている事柄は、当日のニュース番組や情報番組で報道されるだろうし、翌日の新聞にも載り、週刊誌にも特集されたりするだろう。
完結してから事実を知って、ああ、そうだったんだ、と思うのに何のあせりもない、というのが今の心境だ。

もちろん、Twitterを使いこなしている人に対しては、すごいなあ、と思うし、鳩山総理も、「慣れるまでは1日1ツイートで呟こうと思います。」と参加されているし、やっている有名人の名前の一覧表を見たら、見てみたいものもいっぱいある。

便利な道具として使いこなしている勝間さんのように、Twitterにかける時間は一日30分です、と割り切って使えればいいが、今の私のように家にいる時間の長い人間は、大変なことになりそうだ。
頭の中だけ最新の知識が渦巻き、体はPCの前に釘付け、もしくは、外出しても、携帯の画面を常にチェックしたくてたまらず、周りの人たちの顰蹙を買いそうだ。

近い将来、コミュニケーションツール、または仕事で使う必要が出てきたとき、私も始めるだろうな、という予感はしているが、それにしても、今は電子ツール(笑)を使えないと現在世の中に参加してませんよ、みたいな風潮になっているんだなあ、と思う。なくてもちゃんと今、生きているのになあ。

TVのCMで、「くわしくはWEBで」とか、「ご応募はメールで」と言う画面をみるたび、実家の父母のことを思って悲しくなる。
携帯もPCも持っていない父母は、このCMを見ても、なすすべも無い。

母はPCを公民館で何度か習ったことがあるらしいが、本体を買うまでにはいつまでたってもいたらない。
携帯も、あったら便利、と常々言っているが、本当は父が山仲間と登山に行ったりするときに持たせたいらしく、父が、そんなの別に必要ない、と言って拒否するので、結局買わない。
自分がまず買って、父が出かけるときにそれを持たせたらいいじゃないの、と私が提案し、ショップに付いて行ってあげる、と言っても、
「お父さんが持つ気がないんじゃもの。」と父のせいにして話は終わるが、また次に私の顔を見たら、携帯便利、の話になる。
なにかきっかけがないと、1歩がなかなか踏み出せないんだろう。

もう少し実家が近ければ、私が責任持ってご指南できるのだが、もし母が携帯やPCを買って、「動かなくなった」と呼び出されたら、車飛ばして往復3時間、と思うと躊躇する。(すいません、お母さん)

それに、母は、私が車の運転が出来ることは認めても(いつも乗せてもらっているから、そのことはわかるそうだ)、私がPCを使えるなんて信じない、と、のたまう。
自分の目の前でPCを使っているのを見たことがないから、あんたはPCなんて本当は使えないんだろう、と言う。(実家にないんだもん。目の前で、とかいわれてもねえ。)

だったら、お母さん、はやくPCを買いなさいよ、教えてあげるから、といっても、いや、T君(うちの息子)に習うからいい、と言う。
T君は大学でPCも習っているだろうけど、あんたは学校でもやってないし、大体あんな難しいものをあんたが使えるわけない、と信念を持って言う。(ハイハイ)

子供らが大学に行く時、ワードやエクセルを予備知識で教えたのは私、と言っても、どんなことを教えたんやら、と苦笑する。
仕事で経理事務のソフトを毎日使っていたよ、と言ってもわからない。
母にとっては、PCは若い人が使う、難しい道具、でも、使えたら便利なんだろうね、私も欲しいのよ、いろいろできるみたいだしね、みたいなモノなんだろう。
(決してボケておられるのではありません。筋金入りの頑固老人。)

さあ、月末が近づいてきた。まとめてエクセルで家計簿付けじゃ。