ガーゼマスク考

ウイルスを防げるか、とかいう話ではない。

しょせん、自分のクシャミで出る唾が飛ぶのを防ぐ

くらいしか機能がないと知っている。

 

しかし、気温が上がり、不織布のマスクをしていると

顔に汗をかいてしまう。

そうなると布マスクのほうが快適だ、と思い、

兼ねてから自作してある、

表がリネン、裏がガーゼのマスクをつけてみた。

 

そして気づいた。

マスクを作ったあと、一度洗濯機でネットに入れて洗った。

その際、ガーゼはうっすらと毛羽立ってしまったようだ。

そのうっすらの毛羽立ちが、鼻の下に当たって、

エラく、くすぐったい。

ムズムズして、マスクを外して鼻の下をこすってしまう。

マスクの意味がないやん(笑)

 

マスクの裏側にガーゼを使ったのは、失敗だったのか。

表も裏もリネンで作ったものをつけてみると、

ガーゼのような毛羽立ちはないので、鼻の下は快適だ。

しかし、薄い布2枚では心細い。

 

一体どう作るのが正解なのか。

よくわからなくなってしまった。

結局、マスク用の毛羽立たない布があればいいのだけど、

そんなものはどこにあるのだろう?

子供が小さい時、給食の時に使っていたガーゼマスクも

手元にあるが、如何せん、ミニサイズだ。

不織布のマスクのフォルムが、顔の下半分をほぼ包むので、

今更ミニサイズのガーゼマスクは目立つだろうな。

 

なんだかなあ、と思っていたら、

テレビでインタビューされていた女の人が、

「夫は使い捨てマスクの小さいのを付けて会社に行っています」

と言っていた。やっと買えたマスクが、そのサイズだったらしい。

ほんとに大変なことになっているなあ。

 

気分が病まないように、一人でドライブして桜を見に行くことにする。