籾殻(もみがら)をいぶすニオイ

秋本番、ということで、お祭りの季節です。
今週は実家の町のお祭りがあるので、わくわくしてます。


お祭りの季節には、必ず金木犀の香りがします。
歩いてて、この香りがすると、
「もうすぐお祭りだ!!」と思うのですが、もう一つ、この時期に匂うものが・・・。


稲を刈った後の田んぼで籾殻(もみがら)を焼くにおい。
おなじニオイでも、「匂い」は、「良い香り」、「臭い(におい)」は「臭い(くさい)香り」、と変換モードの説明では出るのですが、籾殻を焼くにおいは、はっきり言って臭い、のほうです。


焼くというより、いぶして炭(すみ)にして、肥料にするのだとか。
住宅街の中にある広々とした田んぼから、一日中白い煙が地を這い、その周辺の空気は煙臭く、思い切り呼吸できない重い空気になり、家の中まで侵入してきて、家の中まで煙臭くなって・・。


煙って固体の粒子なんですよね。
小学校の時習って、母親に言ったら、
「煙は気体じゃろ。」とエライ剣幕で反論されたのをはっきり覚えているけど、ちがう、ちがう。
その剣幕に押され、私は、「え〜」と言うだけで後はなんにも言えなかったんだけど、その時、まじ、親の思い込みを正させるのは容易ではない、と悟ったんですよ。(悲しいことですわ)

まあ、それはいいとして(ため息)、その煙の粒子が濡れた洗濯物に付いて、特にタオルがまさに正露丸のような苦い臭いがします。
めっちゃ、いやです。

早く、この田んぼの籾殻焼きが終わって欲しい。
昔は、この辺、田んぼしかなかったんだろうな。
そのころなら、当たり前の風景だったんだろうけど、よそ様の田んぼの籾殻焼きの煙で、家の中で咳き込む状況はどうにかならんのかい、とこの時期いつも思います。
いや〜、田舎じゃわい。ここらは。