傷だらけ(笑)

担当の、3歳自閉症児の女の子は、とにかく自由人。
行きたいところに行くし、したいことをする。今は、私はそれに合わせて動いている。
昨日は雨上がりの小園庭に、上履きで降りて、泥遊びを始めた。
靴に履き替えさせて、そこら辺じゅうに生えている大きな雑草を引き抜こうとするその子を手伝ってあげたら、泥だらけの大きな根っこが抜けた瞬間、泥がはねて、二人共、頭からかぶる。
子供は喜んで、泥を両手に握り締めて、お口にもっていき、ぺっぺと唾を吐いたり、顔をこすったり。
草がひかれた大きな穴のところから、もぞもぞといっぱい這い出してきたダンゴムシを「あ、あ、」と言いながら指でつまんで、つぶす。
ダンゴムシ、ごめんよ〜、と思いながら、それを口に持っていかないように阻止。
ひと時遊んで、さあ、そろそろおしまいにして手を洗いましょう、と上にあげ、水道で手を洗わせていると、手洗い場にあったカラのペットボトルに水を入れたがって、ジャージャー水を出すので、少し遊ばせて、よそ見した間にペットボトルを取り上げて隠したところへ、副園長先生(園長のお母さん)が通りかかり、「あらー、この子、水遊びに目覚めちゃったのね、困るわあ」とおっしゃる。
こちらも、はあ、との返事しかできなく(笑)、泥と水でぐしゃぐしゃのTシャツを着替えさせている途中に、二回顔をひっかれて、鼻の横に引っかき傷を負う。
その後、他の先生にその子を預けて、トイレに行き、ズボンを下げたら、はさまっていた泥や小石が床に落ちてきて、それを見た瞬間、「ああ、コーヒー飲んで、休憩して、1時間くらい昼寝したいよ〜〜」と心から思いました。