証明写真

保育士試験の願書に貼るために、証明写真を撮りに行った。

今まで、履歴書等に使うときには、個人の写真屋さんに行っていた。昔、証明写真ボックスで撮って、ひどい仕上がりになったことがあり、やっぱりプロに撮ってもらうのが一番、と思ったからである。
しかし、そこのおじさんは、さすがサービス業だけあって、最初から最後まで、ずーっと喋りかけてくる。
「いやー、ここの写真だったら、いつでもお見合いに使えるからねー」(3×4cmの写真やでー)、「職安さんから、キレイに撮ってあげてね、って頼まれてるからねー」(アハハ)など、けっこう、それが気疲れしてしまう (笑)

なので、今回、またそこへ行って撮ってもらうのが気乗りせず、近くのスーパーの入口の証明写真ボックスでチャッチャと撮ってしまおう、と思い立った。前に行ったときから、相当年数も経っているので、機械も進化しているだろうし、と思ったら、まさに、その進化の具合がすごかった。

まず、希望のサイズを選び(今回は、3×4cm)、次にコースを選ぶ。
コースは3つ。スタンダードが800円。美肌コース(!!)が900円。スペシャルコース(!?)が1200円。高いよー。
500円くらいのイメージだったので、えらいこっちゃ、と思い、スペシャルなんてとんでもない、とあせったけど、スタンダードと美肌コース(笑)が100円しか違わないので、美肌を選ぶ。

撮影は2回。撮した画像が2つ表示される。どちらかを選択、もしくは取り直しができるが、撮り直してもこの2つよりキレイになる保証はない、と思い、1回目の画像を選ぶ。

すると、選んだ画像が大きく画面に出て、中心線を鼻筋に合わせ、頭の頂点と、顎の先に横のラインを合わせ、きちんと枠の中心にくるように設定。そして、お待ちかねの美肌(笑)である。
設定なしの画像と、美肌設定、美白設定、美肌美白設定の3種類の効果をかけた画像が出てきて、どれかを選ぶ。美肌設定では、「シミなどが隠れます」。美白設定では、「色が白くみえます」。美肌美白設定では「両方の効果を選択することもできます」と説明が。
ここで、設定なし、を選んだら、100円損するやんか、とつぶやきながら、もちろん、「美肌美白設定」の画像を選ぶ。
そして最後に、印刷された写真が、なぜかボックスの外の取り出し口から出てくる。中に取り出し口があってほしかった、と思った。偶然そこを通りかかった人が出てきた写真を見るかもしれんし。恥ずかし〜〜

さて、今回出来上がった証明写真は、お肌はとてもキレイに撮れていた。写真屋のおじさんが撮ってくれたほうが、もちろん写真自体の出来はいいと思うけど、顔の表情も、特に可もなく不可もなく、という感じだった。まあ、よかった。
しかし、3×4cmのサイズのものは、1シートに8枚も載っていた。こんなにはいらんのである。使うのは1枚である。残りはいつ使うのかは、謎である。