同級生達で山に登る計画があった。1453mの山である。
来週の17日の日曜の予定だった。でも、天候も悪そうだし、気温も低いようなので、中止にする、というお知らせが回ってきた。

しかし、一人、あきらめていない男の子(おじさんだが)がいた。
その子は高校時代、登山部だった。個人的に、山のルートを下見に行ったりして、登山に備えていたらしい。

そこへ、中止のお知らせがきた。が、一旦火がついた彼の闘志は消えなかった。
僕は一人で登ります、頂上からの眺めの写メを送りますよ、というメールがみんなに回った。

しかし、実はその子が一番体力的に危ないのでは、と思われていた子だった。なぜなら、金毘羅さんに行ったときに、石段の途中で大量の汗が噴き出し始め、ハアハアと息があがり、リタイアした子だったからである。

心配した私は「どっちみち日を空けていたから、一緒に登ろうか?」とメールした。そうしたら、「あの内容でメールしたら、誰かが心配して、一緒に登ってくれるかな、と思った」と返事が帰ってきた。まんまとひっかかったのである。

そのうち、もう一人男の子が同行する、との連絡が来た。
よかった。もし、彼に何かあったとき、一人では不安だった。
しかも、いくつもあるルートのうち、一番厳しいルートを行くと決めたらしい。大丈夫か〜。もと登山部とはいえ、自分の体力を考慮してくれ。その自信はどこからくるのかい。金毘羅・・・(笑)

とはいえ、もう雨以外は登山することに決まったので、当日晴れることを祈りつつ、今週は登山週間と定めて体調を整えることとする。
・・・・あの中止のお知らせ、なくてもよかったんじゃないかい??