一つの終わり

漢方の病院に行った。
先生に、手術の経過報告と、おかげさまでいい体調で手術を受けることができました、とお礼を言った。


今日は、肩こりの薬(桂枝加葛根湯)をいただき、後は、調子をみながら自分で体調を判断して、また何かあったら、電話して来院してね、とのことだった。


この、2年弱通ってきた漢方の病院もひとくぎりで、やれやれ、という解放された気持ちと、いままで自分の気持ちの支えになってくれた感謝と、やっぱり漢方では白内障は改善されなかったなぁ、というさみしい気持ちとが入り乱れた。


もう、毎晩、薬を煎じなくてもいいのである。
夕食の後、煎じ用の鍋と、できたものを入れるポットを目の前にして、一瞬途方にくれた。
毎日していた作業が一つ終わった。