いないはずの人

仕事場の窓口にいると、自治会の人や、自主講座の受講生で敬老会の余興に出た人などから、「お疲れさん」「日曜日は大変だったね」とねぎらいの声をかけられる。

「お疲れ様でした〜〜」とこちらも返事をかえすのだが、今日は、不思議なことを言ってくる人がいた。

敬老会に出席した老人の方だが、
「公民館の女の人で、若い人にもお世話になって。」とおっしゃるので、
「公民館には私しか女の人はいませんが。」と言うと、
「そりゃあ、あなたもお世話してくださっただろうけど、若い人が。」と私の顔を見て、憐れむように言う。


公民館の人で私の他の女の人、ったって、誰やねん、と思ったが、もしかして、手伝いにきてくれていた前の事務員さん(私より2コ上)のことか??と思い、
「その人は、メガネをかけてましたか?」と聞いたら、「いいえ」と言う。
うーん、いくらなんでも、50代の彼女を「若い人」とは見間違えまい(?_?)

念おしのため、「それ、私じゃないですよね?」と聞くと、「違う」と言う。

自治会の人も、大半が60代以上だし、どう転んでも若い女の人、はいないのである。
いったい誰なんだ。敬老会でのミステリーである。