お茶を出すということ

きょうはめっちゃ、考えさせられましたわー。

農協に公共料金を払いに行って、帰ってきたら、事務所にお客さんが来ていた。地区の女の方で、カバンをひざにかかえて、今にも立ち上がりそうな姿勢で話をしている。

こんにちは、と挨拶をして、様子をみると、もはや帰りかけているような感じ。
そのとき、館長が、「ガーネットさん、お茶をいれて。」と言った。そしたら、お客さんは、「ああ、いいんですよ。もう帰る、帰る、と言いながら、長々と話をしているんですから。」と言う。

私が見た限りでも、もう話が終わって帰るところに見えたし、ご本人が「いい」と言っているのだから、と判断して、とにかく今日は月末の締めでめちゃくちゃ忙しかったので、とりあえず午後から本庁に持って行く払込書の整理を始めて、5分くらい経ったところで、そのお客さんは言葉通りにお帰りになった。

お客さんが帰ったところで、館長が言った。
「お客さんにお茶をいれてあげて、と言ったのに。なんで入れないの。」
はええ、と思い、「すいません、お客さんがいらない、とおっしゃったので。」と言った。
そしたら、「ガーネットさん、案外お茶入れてくれん、ってお客さんが言ってたりするよ。」と言われた。どういうことなんか、意味わからんかった。
「どういうことですか。誰が言ってるんですか?」と聞くと、「それは言えん」と言う。
今のお客さんに、お茶を出さなかったことの注意をされていたのかと思ったので、びっくりした。思わず、
「なんなんですか??今の方は、もう帰るから、とおっしゃったので、どうしようかと思ったけど、お出ししなかったんです。そういう方にもお出ししたほうがいいんですね?」とめっちゃ腹立って聞くと、
「その言い方はなんなんぞ!!」とどなられた。(はあ!?普通、怒鳴るか!?)

私は仕事で外出していて、帰ってきたら、お客さんが来ていて、もう帰るから、とおっしゃり、私はきょうは兎に角忙しくて、仕事をしたかったわけですよ。私が外出していたとき、アルバイトくんは事務所にいて、お客さんにお茶をだすのなら、そこにいるアルバイト君が出せばいいんじゃないか、と思ったりもしたのですが。

それを見抜いたように、館長がそのあと言うことには、「あんたは男女平等、とか思っていて、お茶を出すのはだれでもいい、とか思っとるんだろ。でも、女には女の役割分担というものがあって、お茶を出すのは女の仕事。女の人にお茶を出してもらったほうが気持ちがいいし、どこの公民館でも、女の人がお茶を出しとる。」と言った。

お茶を出すのは女の仕事、なので、私が外から帰ってくるのを待っていて、帰ってくるなり、「お茶いれて」だったのね。(そして、男女平等、と思っていてはイケナイらしい 笑)

そして、「もう、帰るからいらないのよ。」と客が言っても、本気にせず、お茶を出してあげないと、あとで、あの人はお茶を出してくれない、と言われるらしい。そういえば、よく事務所に顔だして、窓口で済む用事なのに、中に入ってきて、長話していくご婦人が一人いらっしゃる。その人には、なんどかお茶はいらない、と言われたので、出さなかったことがある。

ちなみに、うちで、「お茶」というのは、インスタントコーヒーのことです(笑)

しかし、私がいないときに来た客に、アルバイト君が気をきかせてお茶を出してくれないもんかいな。何が悪いの。
そしたら館長が止めるのかな。「女の仕事だから」とかって??(笑)あほらし〜〜〜。