ツボクラ店長

昨日、近所のスーパーに買い物に行った。
アスパラガスを買おうとコーナーに行くと、いつもは置いてあるビニール袋が無かった。
アスパラガスは、根元を水につけた状態で並べてあるので、ビニールに入れないと、ポタポタ水が落ちるのである。
しかたなく、玉ねぎのばら売りのコーナーに行って、そこにあった袋をもってきて、入れた。

そこで、後の人のことも考えて(おせっかい?)、店員さんに、「ビニール袋無いですよ」と一言、言ってあげとこう、と思い、あたりを見回すと、「いらっしゃいませ〜〜」と連呼しながら男の店員が近づいてきた。しかし、私がその人のほうを向くと、キレイにスルーして、声がかけられない所にさっさと行ってしまった。なんなんや、あんた。

まあ、もうええか、と思い、レジ方向に歩き出そうとすると、今度は店長がこちらに向かってきた。
この店長であるが、お笑いの、「我が家」の坪倉に似ている。坪倉の背をもうちょっと伸ばし、細身にした感じ。なので、私は密かに「ツボクラ」とその店長を呼んでいる。
店長は、自分の容姿にかなり自信を持っているようで、いつも上から目線である。そして、「僕が店長」とオーラを放ちながら、店内を巡回しているのである(そのように私には見える。笑)

店長が近くまできたので、店長の顔を見て、「あの」と声に出して言いそうになった瞬間、ツボクラは、ふっと微笑んで、私に軽く会釈し、悠然とまた向こうに去って行ったのである。

なにか、勘違いしているのでは。うわあ、気分ワル〜〜。やめてくれえ。

レジを済ませて、私は店の出口にある「ご意見をお聞かせください」の紙を手にとった。
「店内見回りをするのなら、ビニール袋が無くなっていないか、などもチェックしてくれ。客が店員のほうを見ていたら、一声かけるなどしたらどうか。店員も店長も、歩き回っているだけで、細かいことを見ていない」などと、かなり怒りにまかせて書いた。
途中で文がおかしくなったけど、もう、かまへんわ、と思ってそのまま箱にいれて帰ってきた。

結果的にはこれでよかったと思っている。見回りの店員や店長にビニール袋がない、といったら、現場の担当が、行き届いていないと怒られることになっただろう。しかし、意見箱に書いたことで、店長、店員の見回りの態度を注意することができた。
「ツボクラ」よ。客があんたを見ていたら、自分に見とれている、とかユメユメ考えないように。ふざけんなあ。そうとう気色悪かったです。