京都旅行 覚書 1日目 19日のこと

駅のホームに入ってきた列車を見て、「おお、アンパンマン列車だ!!」とつぶやいた。しょっぱなからラッキーな旅立ちである。

指定席は窓側である。通路側の席にはすでに若い女の子が座っていた。そして、通路を挟んで、連れの女の子が座っていて、話しづらそうに話をしているので、「よかったら席を替わってあげようか?」と言ってみた。そうすると、もうひとつ前の席を指差し、「できたら、ここの席と替わってもらえませんか」というので、そこを見ると、もう一人女の子が座っている。指定席とるのが遅くて、並んで座れなかったのだろうね。

「はいはい。」と快く替わってあげた。なんて親切なおばさん、と思われただろう(笑)とても感謝された。後から廻ってきた車掌さんにも「すみません」と言われた。誠によい旅の始まりである。

瀬戸大橋を通り、たどり着いた岡山駅で、自動改札に切符をとおし、新幹線のホームへ。新幹線に乗り、あと1時間ちょっとで京都に着くと思うとワクワクである。
12時過ぎに京都駅に到着。そして、伊勢丹の前で、東京からきた娘と合流。元気そうでなによりである。よかったよかった、と安心する。

伊勢丹の中のsuvacoのエスカレータに乗り、「はしたて」に入り、お昼ごはんを食べる。「合鴨うす切り煮麺セット」と「しらす香り蒸し寿司と湯葉煮麺セット」各1680円。京都らしくお上品なお昼であった。

烏丸中央口に出て、市バスA2乗り場から17番に乗り、四条河原町へ。ホテルへキャリーケースを預けて、京都探索に出発です。

寺町京極通りに入り、ABCマートの角を曲がって、錦通りに入り、市場のお店を見ながらまっすぐ高倉通りまで来て、地下鉄四条の連絡口にもぐる。電車に乗って、今出川で下車。地上にあがったら、同志社大と同女の建物が。レンガ造りの素敵な校舎である。道を渡って今出川御門から御所の中へ。なぜか警察官、パトカーが何台もいて、なにかあったのか??と不安になる。いつもあんなにいるのだろうか。謎である。
庭には梅の花が満開である。犬を連れて散歩する市民もちらほら。広々とした空間の中では、誰もがのんびりした顔をしていて、「ええなあ」と思う。休憩所を過ぎ、中立売り御門からでて、「とらや」のところから一条通りをゆっくり歩いて、一条戻り橋を渡り、「清明神社」へ。陰陽守と勝守を買って、大きな桃の銅像?をなでなでする。

堀川今出川から市バスに乗り、北野天満宮へ。お参りをする前に、澤屋で粟餅をいただき、一息つきました。美味しい。ひっきりなしにお客さんが来る。
そして、天神さんにお参りを。境内は梅の花盛り。白、赤、ピンク、枝にポンポンのようにぎっしり丸い花がついているものや、しだれた枝に咲いているものなど。どれも、花の香がすごい。梅ってこんなに香りがするのね、と酔いそうなほどの香りに包まれ、天神さんのパワーをビシバシ感じて日も暮れかかるころ、境内を出て、市バス10番で帰途につく。

市役所前で降り、河原町を下る。アンジェ河原町店で素敵な雑貨を見たりしながらブラブラ歩き、三条通りから御幸町通りへ入り、「ここら屋」で夕食の予定が、満員で振られる。今日は予約していないとどこにも入れそうに無い雰囲気。「どうする〜」と言いながら、歩いているうちに寺町京極に。「振り出しに戻る、やね」と言いつつなおブラブラしていると、「開店セールやっております」と言う声がするのでその店先をみると、「接遇」で有名な、平林郁さんが店員さんといっしょに立っている。「あ、本物や」と母は目を輝かせたが、娘は「しら〜ん」という。話のネタに、一緒に写真を撮ってもらう。「お店で買い物していってくださいね」と言われ、店内に入り、お菓子を買う。ブルボンプチなど、通常90円くらいするのが、48円である。めっちゃ安い。店の名前は「よしや」でした。

その後、結局高島屋のレストラン街で夕食。四条通りにはいっぱい居酒屋などもあったのに、娘が「あれは東京にある」とか言い、「愛媛にはないので、入ってみたい」という母の希望をことごとく退けた。「京都にきてまで、なぜ○○に入らんといかんの」とか言うのだが、私は入ってみたかったのに。悲しいことであった(笑)