目について

4月からの事務仕事に備えて、コンタクトの度を落としてもらった。今は1,2くらい見えているのだが、最近、手元が見えにくい。0,6くらいにあわせたパソコン用のメガネが一番楽なのだが、外ではメガネをかけたくないので、コンタクトの度を0,8くらいに落として、近くが見やすくしてもらったのだ。

目は、もとからのドキンちゃんに加えて、左目に乱視が入ってきて、もうガチャガチャである。乱視があるので、おなじ視力でも、格段に左が見えにくい。ボヤーっとしていて、目を細めたり、時間をかけてなんとか見える感じである。

視力というのは、感覚的なものであるそうだ。検査をして、乱視が入っていても、本人がちゃんと見えていると感じていると、それはそれでいいそうだ。学校行っていたときは、両目が0,8以上ないと、すぐ眼科に行け、と紙をもらって帰ったけど、大人になったら、どちらかの目がよく見えていれば、補い合って、脳のなかでの映像はちゃんと画を結ぶので、それでよいらしい。要は、本人が不自由無い、と思っていれば、それでいいのだそうだ。

私の周辺の、近視の人に聞いて見たら、どの人も、効き目があって、効き目のほうは視界がクリアだが、効き目でないほうは、見えにくい、という。効き目は「遠くを見る目」、そうでないほうは「近くを見る目」と役目が分かれているのではないか、という人もいる。年をとってくると、そうなるのか?でも、そんな説は習わなかったので、どうなんだろう、と思っていた。

そしたら、コンタクトをあわせてもらった眼科の先生が、「今回はコンタクトの度を両方おとしたけど、片方だけ落とす、という手もあります。」とおっしゃった。「ボクもコンタクトだけど、右が1,0で、左が0,3しか視力が出ないんだけど、両目で補っているから不自由はないんですよ。あなたも、右を0,8にしてるけど、遠くが見づらいと感じたら、いつでも言ってくださいね。」とも。

やっぱり年を重ねると、左右が違ってくるのだなあ、と納得。近視でない人はどうだかわからないが、近視の人は、そういうケースが多いようだ、と今回わかった。そして、「不自由ない程度に見えていれば、それで充分」ということも。その歳になってみないとわからない事がこれからも色々あるんだろうな。