「ぬるい生活」

群ようこの「ぬるい生活」朝日文庫、を読んだ。私より6コ上の作者が、49歳の時の話。私が今ちょうど49なので、とても興味を持って読んだ。ぶっちゃけ、更年期の話である。

老眼の話、敏感肌トラブル、中年太り、パニック障害(群さんの友人の話だが)、かなり怖いが自分に将来起こるかもしれない事ばかりが書かれていて、「いやー、どうしよう、どうしよう。」とあせってしまう。実際、老眼の兆しはかなり顕著で、ドキンちゃんの上に老眼、となるとうっとおしいの一言である。眼科の先生は、近くの物を見る時、コンタクトの上に老眼のメガネをかけたらいい、と言っていたが、メガネがいやでコンタクトにしてるのに、なんなんだ、とまだ受け入れられないのだが、もう少ししたら、考えざるを得なくなるんだろうな。ヤバイなあ。

大体、40代の前半、中盤までは、なんの不調もなかったのに、48になったころから急に(←ここが重要)、あれ?となんとなく自分の体調に漠然とした不安を感じるようになってきた。そして、49になったとたん、老眼と物忘れがひどくなってきた(ような気がする)。肩こりとかは若いころからの持病??だし、今更、という感じだが、無理をすると1週間くらい背中と肩と首がバリバリだ。昔は運動したら直ったのに(ソフトバレーとかね)、いまは動く気がしない。ああ、いややねー。

てなことで、更年期なるものの本をさらに求めて図書館へ行ったら、「みちこの更年期ポップライブ」鈴木みちこ 自然食通信社 という良い本に出会った。姐さん、とお呼びしたいくらいの、たのもしい、ファミリーセラピストの方の本だ。彼女に相談しにくる女性たちの様々な悩みや生き様は興味深い。2002年発行の本。アマゾンの超お買い得価格で買って手元においておくか、また必要な時、図書館で借りるかを今検討中。

まあ、49になって、ちょっとは不調があるけどそこそこ健康で過ごしていることに、自分で自分を褒めてやりたい。うん、順調に老いている(笑)、と胸をはっていいたい。がんばってるよな。