うつうつと家で本を読む生活

うちのマンション、今、外壁塗り替え工事をしている。足場が組まれ、白い布でスッポリ覆われている。家の中にいると、外の天気がわからない。窓をみても、いつも視界がぼんやりしているので、気持ちがなんとなくどんよりしてしまう。買い物などで、外へ出て、「ええ、今日はこんなにいい天気!?」とビックリしてしまうこともある。やっぱり人間には太陽の光が必要だと思う。日照時間が短くなると、鬱の人が増える、というのはなんだか納得。家にいることが多い私がそうなる前に、はやくこの布がなくなって欲しい。

話は変わるが、最近は、図書館で本を借りて、気に入った本だけアマゾンで買う。去年の秋ごろ出た本が、中古で半額以下になっていたりすると、即買いである。本屋に行ったら、自分が安く買った本が新品で平積みで売られていたりすると、本の値段がよくわからなくなったりする。図書館の利用や、ネットの中古本(でも、ほとんどが新品同様)の利用で、街の本屋では雑誌くらいしか買わなくなった。へたすると、雑誌も図書館で読んだりするし。本屋さん、ごめんなさい。

読み終えた本*****
○妻の超然 絲山秋子 新潮社
 妻の超然、下戸の超然、作家の超然と3つの物語がある。作家の超然、は、最後のほうは観念的でよくわからんかった。作家の思考回路とはすごいものである。妻、と下戸、は興味深かった。

○そうはいかない 佐野洋子 小学館
 さっぱり、きっぱりの文体が小気味いい。大好きな作家さんだ。昨年秋、72歳で亡くなられた。佐野洋子は永遠に不滅だ!と帯にある。そのとおりである。

○病気が治る温め方 石原結實 青春出版社
 体を温める食材、料理、食べ方が載っている。冷えは大敵。気をつけないといけません。

○磯野家の相続 長谷川裕雅 すばる舎
 おもしろい。よくわかる。なんとなく知っていた知識を詳しく正確に知ることができた。相続って、手続き大変なんだなあ。専門家に頼むのが一番早道かも、と思ってしまう。著者は弁護士さんです。