囲碁を覚えようかな。

夕べ、NHKの「トップランナー」に井山裕太名人が出ていた。21歳の史上最年少名人の囲碁棋士だ。12歳でプロになったという。若いのに柔らかい物腰ど話し方、天才という人は歳なんか関係ないのだと思った。

地元(大阪)で井山塾を開いていて、囲碁の指導をする映像があったが、「その手は普通やな」「美しくないな」「ほんまに普通や、おもろないな」との指導の言葉にしびれた。理には適っている手でも、「普通」「美しくない」手なら、それはダメな手で、他に違う手はないか、と思索するわけだ。もちろん定石も知っているが、それより感覚で打つ、と言う。その後ろには、毎日6時間インターネットで練習する努力がある。

きょう昼間、たまたまTVで囲碁トーナメントをやっていたので見ていたが、簡単なルールしかしらない私にはまったく解らず、解説を聞きながら知らない間にうとうとしてしまった。ハッと気づいたらもう終盤だった。
勝負が決まってからも、対戦した2人と解説者らとが、「ここはこう行くほうがよかった」「ここはちょっと盤が寂しいので置いてみたんですが」などと、ガヤガヤやっているのを見て、自分にまったく理解不能な会話をしている人たちがとてもすごく見えた(実際すごいのだが)

ネットでも簡単な囲碁のゲームがあるらしい。49の手習いで今年は囲碁を覚えてみようか、と思ったりした。もっと歳がいったら、囲碁クラブに入り、お茶飲みボーイフレンドを獲得するのもいいかもしれない。