説明も無く車を貸せるか、という話

夜に息子と喧嘩して久々に怒ったので、全然寝付かれず、朝起きた時から頭がボーっとしている。

息子は夏休みに車の免許をとったのだが、自分からは車の運転をしようとはせず、誘ってもめんどうくさそうな態度と言動をするので、最近は誘わないようにしていて、まったくそのことすら忘れていた。それが、突然、「明日、車貸して」というので、どこに行くのか、誰かを乗せるのか、道はわかるのか、と聞いた。それが、息子の気にさわったらしい。

こっちにしたら、全然車に乗ってない(夏以来、3回くらいしか運転していない)ヤツに、なにも聞かずに車を貸せるか?という心境。ここ2,3日、車の事故のニュースも多く、また、年末に事故でもしたら大変や(いつでも事故は大変だが)、という思いがある。
聞けば、友達Aをまずのせ、もう一人の友達Bの家にナビしてもらって、迎えに行く、という。じゃあ、まずA君を迎えにいくんやね?と聞くと、違う、と言う。え?という感じで息子のわかりにくい説明にイラついているうちに、「もういいわ」と息子が言う。
普段乗ってないのに、ということ、B君の家まで息子が道を知らない、ということ、他人を乗せる、ということなど、リスクばかりを思ってしまったが、そんなことを言っていると運転する機会がないじゃろう、とも思い、意を決して貸してやろう、と思い、市内の地図を出して、B君の家までを大体の見当をつけ、ここの交差点の車線は・・、と教えてやろうと思って息子に声をかけると、「もう、さっきの話は終わり」という。じゃあB君はどうするのだ。本当にいいのか?それくらい、サッとあきらめられる話なら、最初から言うなよ、とムカつく。

「A君をまず迎えにいかずに、どうやって車に乗せるわけ?」とどうしても納得がいかない私は、しつこく聞く。そしたら、「Aは原チャリ。」と言う。なんでそう、説明がへたなのじゃ。自分の中でわかっていたら、みんなに伝わると思うなよ、と息子の説明能力の無さにさらにムカつき、
「ほんまにええんじゃね」と全然納得できないまま、一日は終わったのだった。
なので、それ以来、冷戦状態が続き、朝になっても親子の会話は無い。スムーズに意思疎通ができない親子である。