田舎の学問より・・・

昨日、書店で辞書の立ち読み!?をした。
「後世に残したい美しい日本語の辞典」みたいな題名の辞書があり、読んでいたら、
「田舎の学問より、京の昼寝」という言葉がでてきて、妙にウケてしまった。
意味は、田舎で学問をするより、都会にいるほうがおのずと見聞ができ、寝ていてもいろいろなことを知ることができる、ということだそうだ。

娘は東京の大学に行ったのだが、息子は地元の大学で、しかも自宅通学である。
この言葉が正しければ、息子に申し訳ない、と思ったりする。自分は京都で遊学していたというのに。

しかし、都で知ることは、いいことばかりではないだろう。寂しい思いもするだろう。時には風邪をひいて不安な気持ちで一人で寝たりもするだろう。
そうも思って、息子には、この言葉は教えないことにした。

都会に生まれて育ってずっとそこで暮らせる人はいいなあ。
一度、外にでて、また田舎にもどってきたので、よけいそう思うのかもしれないが。