職業と発声

昨日は2週間ぶりに大学の消費者講座に行った。
講義の題名は「多重債務問題と関連法」。司法書士の先生が講師です。

貸金業規正法が改正され、「貸金業法」になって、グレーゾーンの金利が廃止され、H12年以前に取引が終わっていなければ、過去の過払い金が請求できるようになった。

しかし、今、過払い金の請求をしても、ある業者は「半分しか返せません」とか、「一年後にしか返せません」と開き直りのような対応をしてくるそうだ。
請求者がそれでいいよ、といえば問題はないのだが、そんなお人良しはいないので(あたりまえだ)、裁判になったりするそうだ。


金利によって、どれだけ借入金の返済が違ってくるか、どの収入層の人が返せなくなっているのか、多重債務問題の解決法(自己破産、民事再生、任意整理)など、いろいろな資料で授業は進んだが、惜しいことに講師の先生の声がとても小さく、ピンマイクをもっと上につけてほしい、と思いながらも、最後までそのままで授業は終わった。

お昼を、聴講生4人で学食で食べたのだが、一人が、「今日の先生は、司法書士だから、仕事柄、声が小さいのかなあ?」と言う。
そういえば、弁護士の先生の講義は、張った声でとても聴きやすかった。
司法書士さんが、部屋で相談者との面談中、よく通る声で話したら、都合の悪いことも全部筒抜けだ。それはイカン。

でも、講義をする時くらいはもう少し大きい声でしゃべってほしかった。
人によるかもしれないけど、きょうの先生は、顔も良く、体格もがっしりした人だったので、よけいそう思ったのかもしれない。

まあ、そんなこんな話で盛り上がっていたとき、窓の外では雪が舞っておりました。冬本番ですね。今年の講義も終わりです。早いなあ。