今治JAZZ TOWNの夜

8月22日(日)に、今治のJAZZ TOWNに行ってきました。
しまなみ海道開通から12年。
その年から始まった、JAZZのイベント。12年続くってすごいことだと思う。関係者の方々のご努力に感謝です。

土、日と2日間演奏があり、土曜日はいろんなお店や街角でのタウンステージ、日曜日は会場でのメインステージ。

メインステージには、和泉宏隆トリオ、地元愛媛の栗田敬子トリオ+チカ・シンガー向井滋春クインテット、猪俣猛ジャズテット、スペシャルゲストに雪村いづみさん(!!!)が出ていました。

和泉宏隆さんは、かつて、ザ・スクウェアのキーボード。
今はジャズトリオで活動してるとは。
ステージラストの曲は、あの、「宝島」を3拍子でジャズにアレンジ、編曲がかっこよくて、酔いしれました。


向井滋春クインテット、プレーヤーそれぞれが凄い、の一言。
トロンボーンの向井さん、ピアノの井上ゆかりさん、ドラムの小山太郎さん、ベースの山下弘治さん、サックス&フルートの岡淳さん、みなさん、本とに「プロってすごい・・」

凄いものを見た(聴いた)時は、もう笑いながら手を叩くほか何もできない、ということがわかりましたわ。


猪俣猛さんはドラムの大御所。
偶然今日出演のドラマー達が、全員猪俣門下生だったことで、主催者の方の提案で急遽4台ドラムの競演が実現し、
ステージから花火でも打ちあがりそうなドラムの勢い、キメはバッチリ合い(即興だったのに)、会場は興奮の渦でした。


雪村いづみさん(御歳73歳)は可愛くて、速いテンポのスタンダードジャズを続けて歌っても全然息も乱れず、「踊り明かそう」のミュージカルナンバーを歌ったときにはクルリとまわってみせて、拍手喝采をあび、自分から、
「もう1曲歌っていい?打ち合わせしてないけど」って
「サニーサイドストリート」を軽々と歌ってくれて、私はほんと、来てよかった、と心から思いましたよ。なかなか見れんよ、雪村いづみさん。


そして、猪俣さんが連れてきた、19歳のトランペッター曽根真央君。
5日後にはボストンのバークリー音楽院に、全奨学金授与の奨学生として渡米するとの事。
未来の大物、有名になった時には、今日見たことを自慢できるね、などと興奮し、ジャズに染まった夜の街を後にしたのでありました。

来年も絶対行きたいです。