消費生活アドバイザー 集合講座

昨日は、高松にて消費生活アドバイザー更新研修を受けた。
称号の有効期限5年間の間に、日本産業協会主催の更新研修を、4単位以上受けなければならない。

一番近い会場が、高松だ。電車で2時間・・・。
eラーニング講座もあるが、やっぱり他のアドバイザーの方々の雰囲気もみたいし(どんな人がいるのかな)、会場で講師の人の話を聞きたい、と思い、出かけた。

思い起こせば、去年の秋、1次試験を受けに、高松の商工会議所に行き、帰りはあまりのテストの出来の悪さに(いいトコ35%くらいだと思った)落胆し、疲労感いっぱいで帰途に着いた。

配点の妙?のおかげで、ギリギリ合格点で通過し、2次もハチャメチャな道中ではあったが、なんとか合格し、今日、はや更新研修を受けにまた高松に向かっているのだ。凱旋気分だ。などと、かなり高揚し、高松駅すぐ横のビルに入った。

受ける講座は「現代市場における消費行動とマーケティング」と、
食品表示制度の現状と「食の安全」「食の安心」」である。
それぞれ、90分の講義だ。

消費者行動の講義では、前のほうに座っていたせいで、講師の先生に2,3質問されてしまった。
私の答えが、質問者としたら「待ってました!」と思われるナイスな答えだったらしく、みごとに料理され、
「なぜそんな固定観念を持つのですか。そうなると、商品開発は行き詰ります。」と言われ^^、笑うしかなかった。

だって、”コンビニのデザートは、どんな人がよく買っているでしょうか?”と聞かれたら、
「OLさんとか」(私)「若いお母さん」(もう一人の女の人)って思いませんか???

答えは、「35歳〜50歳くらいのおじさん。」だそうです。
ほんまにそうなんですか!?
うちの旦那なんか、コンビニ行ったら、カラアゲくんとか、イカクンとか、カップ焼酎とかビールとか買ってきてるしなあ・・・。

”批判的精神の内在化へのプロセス”
大勢の中にあっても、実際の現象や物事を「何故そうなっているのか」「本当にそうなのか」といった観点から捉え、調査・伝達していく「論理的なモノの見方」をする。

大事なことは、「思考すること」「考えること」。

自分ちの家族の行動を、一般的だと思っていたらいかんのだよ、と言うことか??基準があまりにも近視眼的だとだめですよ、って事かい?
主婦目線からいうと、
「お父さん、コンビニでハーゲンダッツ買ったら高いんやけん、言ってくれてたらスーパーで安い時にマトメ買いしとくけん、わざわざお小遣いで買われんよ。」
と言いたいが、その思考が、コンビニでデザートを選ぶおじさんたちの心情を解かってはいない、ということか。
買い食いの楽しみ?? 知らん。もうええわ。(先生、愚かな消費者でスイマセン)


食品表示制度の現状と「食の安全」「食の安心」」の講座は、テキストも分厚く、時間が足りないくらいだった。
講師の先生も少し早口で、あと1時間くらいほしいところでした。

「食の安全」とは食品事業者が一般消費者に対し全面的に提供するもの
「食の安心」とは食品事業者の活動を通じて一般消費者が感じるもの

なので、「食の安全・安心」と簡単にひとくくりに使うのはやめましょう、という話に、その通りだなあ、安易に何も考えず使ってるよね、と納得。ここでも、「考えること」の欠如を実感。


会場では、愛媛県消費生活センターで長年活躍されている方とお知り合いになれた。
近隣の市町村のアドバイザーの勤務状態など、役に立つ話を聞かせていただき、「何かあったらいつでも連絡してください。」と言っていただいた。うれしかったです。

帰りは高松駅キヨスクで、香川ブルワリーの地ビール「さぬきビール」と和三盆のミルフィーユをお土産に買って帰りました。