生姜紅茶の威力〜近藤養蜂場の生姜蜂蜜漬のこと

生姜力、という本を読んだ。
”ジンジャーブームの火つけ本!”という、小雪さんもおすすめの生姜ブームの源の本だ。(石原結實 著)
生姜を摂ることで、体の冷えを無くして健康になろう、ということで、効能や、体験談や、生姜を使ってのレシピが載っている。

一番のおすすめは、生姜紅茶だ。

生姜一かけ(親指頭大)をすりおろし、その絞り汁と、黒糖を、熱い紅茶にいれて飲むと、体がポカポカしてくるという。黒糖がない時は、はちみつをいれてもいいらしい。

自慢ではないが、私は生姜ブームとは関係なく、ここ半年、生姜のはちみつ漬けをスプーン1杯、毎朝紅茶にいれて飲んでいる。

この本を読んで、冷え性の私の体が求めて、そうした行動を自分にとらせていたのだと大いに納得した。しかも、運動もしないのに、なんでか体重がじわじわ減っている。うれしいことじゃ。謎が解けた。

生姜のはちみつ漬けは、近くのスーパーで買う。
近藤養蜂場の、生姜蜂蜜漬である。

本を読んで、これから家での飲み物はコーヒーは飲まずに(体を冷やす、とのこと)、全部生姜紅茶にしよう、と思い、買い足しにスーパーへ出かけた。

ジャムや、缶詰のコーナーにそれはあるのだが、今日はいくら探しても生姜蜂蜜漬のビンが見当たらない。
ゆず茶、とか、生姜湯などはあるのだが、目当ての商品だけがない。
どうも、定番からはずされたようだ。

そういえば、最近、棚の値札の横に、赤いシールが貼られていたよ。
あれは、商品がなくなったら、それでおしまい、というしるしだったのか。

世の中の、健康に留意する人々が生姜ブームの中、よくもよくも廃番にしやがったな、と心の中で舌打ちし、自分でつくろう、と野菜コーナーで生姜の現物を買った。

お客様のご要望・ご意見として、また蜂蜜漬を置いてね、と書いて帰ろうかと思ったが、ここの店は、けっこう私のお気に入りのものを廃番にする傾向のある店なので、無駄なことよ、とため息を残し、店を出た。

家に帰って、念のため、ネットで「近藤養蜂場」を検索してみると、ちゃんとネット販売があるではないか。
しかも、ネット価格は店頭価格より安い。
さっそく注文して、安心した。

一応生姜を買ったので、親指の頭大に生姜を切り分け、一かけすりおろし、カップに汁と黒糖の角砂糖を1コいれ、紅茶をそそいで飲んでみた。
蜂蜜漬を入れた時と比べて、やはりダイレクトに生姜汁の味がするが、黒糖の甘さで飲みやすい。これもイケる。

おいしくないもの、手間のかかるもの、お金がかかるものは、続きにくいが、生姜紅茶はおいしくて手間がかからなくて、お金もかからない。
ずっと続けて、冷え性歴の長い体を温めていこうと決意を新たにしたのである。