歌詞が覚えられない??

3月の初めに、地区の文化祭がある。
自分のコーラスの団も、毎年出演するのだけど、今年は大苦戦。

2曲歌う予定にしていて、1曲は普通の合唱曲で、全員すんなりと暗譜済み。余裕で歌える。

しかし、もう1曲やる予定の、歌謡曲を編曲したものが、いくらやっても歌詞が入ってこない。どうなっているのか、なぜこんな覚えられないのかが、わからない。わたしだけかと思っていたら、ほぼ全員がいつまでたってもうろ覚えなので、たまらず歌詞を大きな紙に書いて、練習の時に前に貼って、それを見ながら覚えようとしたが、まだ完全に覚えられていない。

その曲は、「真っ赤な太陽」という美空ひばりの曲で、それを作曲家が編曲して2部で歌うもので、団長が、少し振りつけを考えて、簡単なステップを踏みながら歌うようにした。

カラダの動作と連動して、自然に口が動いて歌詞が出てくるかと思いきや、ステップがちゃんとできているのに、歌詞だけが「ええ、次なんだっけ??」となるのがもどかしく、原因を考えるに、この歌の歌詞は、言葉が、つながりがありそうで、無いものが連なっているので、まったくイメージがわかなくて、脳に定着しない、と結論が出た。
まあ、そんなことを言っても、機械的に覚えないと始まらないことではあるが、歌謡曲ひとつにこんなに苦戦するとは、思いもよらなかったことである。

難関の部分↓
○渚を走る二人の髪に せつなくなびく 甘い潮風よ→髪がなびくのなら、理解できるけど、なびくのは、甘い潮風  香るのなら、わかるのだけど。
○激しい愛に灼けた素肌は 燃える心 恋のときめき 忘れず残すため→ええ?なんのため、ですか??
○渚に消えたふたりの恋に 砕ける波が 白く目にしみる→だれの目に??
○口づけかわし とわを誓った 愛の孤独 海に流して 激しく身をまかす→状況がまったくわかりません

謡曲って、言葉遊びなんだなあ、と今更に思うわ。