久々に怒った

学童保育の子供らには、極力笑顔で接している。最近は、勉強の成果?で、ほとんど怒らずにすんでいたが、きょうは久々に怒ってしまった。

雨で、外遊びができなくて、体力気力を持て余していた男の子らが、新聞紙をひねって輪っかをつくり、幼稚園の小さい木の椅子をひっくり返してその脚に輪っかを入れる、という遊びをしていた。輪投げである。
輪っかを投げるのはいいのだが、人に向かって投げないこと、万一、人に当たったりすることがあったら、すぐ「ごめんなさい」と謝ること、と約束していた。
なのに、3年の男子が2人、わざわざ椅子の反対方向にいた人に向かって投げ、そして、当たったのに誤りもせず、ぐだぐだ言い訳をした。1回目は厳重注意で済ませたが、2回目となると、もう許す理由もない。
私がバン!!と机を叩いて立ち上がると、教室の中がシーンとなった。
「人に向かって投げない、って約束したでしょう!?なのに、なんで投げるの?」
「人に当たったら、すぐ謝りなさい!!せんせいに、”当てたらどういうの!?”って言われてやっと謝るのは、おかしいやろ!!」
と一喝して、「輪投げ、やめなさい、片付けて!!」と睨んだら、男の子らは小さくなって、コソコソ椅子を片付けて、ひとりの子は泣き出したけど、知らんわ(なんの涙なんだ)。

後で、首謀者の男の子にはサシで話をして、「これからは、したらいかんよ。せんせいは信じとるよ」と言ったら、また泣かれた。
しかし、一体なぜ、危ないとわかっているのに人に向けて投げるのか。
そして、すぐに謝らずに「わざとじゃない。手が滑った。間違えた」と言い訳するのか。
当てられた人は、ビックリするし、痛いのに、そのことに対して謝れないのはなぜなのか。他人のことについては、想像ができないのだろうか。気長に注意していくしかない。