何が「ずるい」だ

今日は、めっちゃ蒸し暑く、小学生は、宿題とおやつのあとのお外遊びは30分くらいできりあげ、部屋遊びをさせた。

男の子はブロックを使って遊び、女の子は、ぬり絵をする子、折り紙をする子、さまざまだった。
宿題が手間取ってやっと終わった2年生の女の子が一人いて、その子が誰とも遊ぶ様子がなかったので、「せんせいと工作しよ」と、色厚紙を使って、「妖怪ウォッチ」の腕時計を作った。これも、ネットで作り方を見つけたものだ。

一つ、時計が出来上がった時、ブロック遊びに飽きた1年の男の子がやってきて、「うわあ、ええなぁ!僕にも作って!!」というので、「今日はもう時間がないから明日また一緒に作ろうね」と言ったら、「ずるい〜ずるい〜。」と叫びだした。
5時30分すぎのことであった。もうすぐ、お迎えの人がくることくらい、わかりそうなものであるが(お預かりは6時まで)、とにかく、自分に今、作ってもらえないので、「ずるい〜」という言葉になるのである。

「○クンは、今まで向こうで遊んでいたでしょ。今日はもう、工作する時間はないから、明日ね。」と優しく言ったら、「おれ、遊んでなかった」とか言う。ほっぺた、つねってやろうか、と思ったけど、よその子だからそれはしない。
とにかく、学童保育に来る子は、自分がすぐ何かをもらえなかったりすると、「ずるい」と言うこが多い。何もずるくないのである。明日、作ろうね、と言っているだけである。
「ずるい」などと言われると、明日作ってあげる気も失せかける。
それに、きょう一緒に作って遊んだ子が、自分が「ずるい」と言われたように思って、かわいそうなのである。
これからは「ずるい」と言ったら、もうその子にはやってあげん、と宣言でもしようか、とすら思ってしまう。大人げないが、ほんまに嫌な気分になる言葉である。