がっくり

3月まで務めていた職場の、若い衆の噂を久しぶりに聞いた。
災害が起きたときのリーダーになる、市の資格試験があって、一昨年から地区の世話役の人たちに受けてもらっていて、テキストをもらって講義に出て、最後にまとめのテストを受けたら100%受かるものなのだけれど、それを彼が受けて、なんと滑った、という話。

落ちる人は、最後の試験に欠席した人だけ、という資格試験に、ちゃんと講義にも出て試験も受けたのに、落ちたらしい。

どうやったら、落ちれるのかが不思議な試験だが、彼は、全然悪びれずケロッとしているらしい。

地域の人に受けてもらって、防災の際に役立ててもらおうという試験に、公民館の主事が落ちて、一体どうする気なんだ。しかも、100%受かるという試験に落ちて、(彼が落ちたから100%じゃなくなったが)まったくお話にならない事態だが、それに対して、全然平気でいられる、という精神に、普通の感覚を持った人間に理解できない不気味なものを感じて、ただただ恐ろしいばかりだ。

在職中から思っていた、「この子、ここにいるべきじゃない」ということが、いまさらながらに立証され、がっくりである。
・・・こういう子って、絶対辞めないんだよな・・。