夏の京都 1日目 7/13 前半

駅のホームで「瀬戸の花嫁」のメロディーに送られ、しおかぜ8号に乗り込む。
天気はまあまあで、暑くなりそうだが、雨よりいいわい、と思う。


岡山9:59着。のぞみ154号は10:09発で、京都には11:11着。
ホーム(3F)のエスカレーター(東京方面寄り)で2Fに降り、新幹線八条東口の表示に沿って、階段を降りようとすると、そこで東京からきた娘が待っていた。無事の再会を喜びつつ、1Fに行き、改札を抜ける。


そのまま、地下鉄の改札口まで歩き、烏丸線に乗って烏丸御池まで行き、東西線に乗り換えて一駅、京都市役所前で降りる。迷うことなく、上々の滑り出し。ゼストの出口2番から地上へ。


ホテルのフロントへ荷物を預けて河原町通りへ出る。時間は11:45。
12:30のレストランの予約にちょっと余裕があるので、タクシーで直行の予定を変更して、東山三条まで歩くことにする。
しかし、このことが後々まで悔いの残ることとなるとは、その時はまだ知る由もない。


東山三条着。206の市バスが来たので乗車。清水道で降り、少し引き返し、八坂の塔へと続く路地に入る。これぞ京都、という風景。前方にそびえる八坂の塔。塔の前には人力車とイケメンお兄さん。乗らんけど、写真をさりげなく撮らせてもらう(笑)
八坂の塔に突き当たって、柵に沿って左に進むと、予約のレストラン「イルギ・オットーネ」があった。事前にリサーチしておかないと、絶対わからんだろうな、と思う位置とたたずまい。

時間通りに店に入る。ランチのコースを頂く。1時ころには店内満席。

ふっと店内が暗くなった。え、と思って窓をみると、外が真っ暗。そして、窓に吹き付ける大粒の雨。そのうち、雷鳴が聞こえてきた。え〜〜〜!?なんでやの、さっきまでええお天気だったのに〜〜!?、と驚いたが、「きっと、一時的なもので、またすぐ晴れるやろー」と気楽に構えて、料理を楽しむ。


食後のコーヒーがくるころ、雨は小降りになった。「ほら、やっぱりね」と胸をなでおろし、化粧室に入る。口紅を直したところで、サンダルを脱いで、足を点検。
実は、今回、素足にサンダルを履いてきたのだが、先ほどの歩きで、靴擦れになっているような気がしていたのだ。
案の定、何か所か、豆ができかけていた。あーあ、と思ったが、ポーチのなかに、バンドエイドが入っているのを発見し、「さすが、私」と自画自賛し、足指に巻いて、席に戻る。


スコールのようだった雨はほとんどやんでいて、ホッとした。お支払いをして、店を出る。お料理は、さすがであった。大変おいしかった。

八坂の塔から少し下ったところに「庚申堂」がある。「見ざる、聞かざる、言わざる」のお猿さんのいるお堂である。
写真を撮りつつ、坂を下っていると、またけっこうな雨が降り出した。
娘が「これ日傘なのにー」と泣き声をだす。生成りの生地に、可愛い刺繍がはいった傘である。私は兼用の傘を持ってきていたが、なにぶん、小さめの傘なので、心もとない。

こりゃ、大変や〜〜〜〜、とため息をつきながら、はやく雨が止むことを祈りつつ、坂をおり、バス停へと急ぐ。