ハーモニカ

6月30日のステージで、「上を向いて歩こう」をアンコールにしようと練習していて(アンコールがあれば、の話 笑)、間奏のとこを、ハーモニカで吹くことになった。


一人の人が吹いていたのだが、もう少し人数が欲しい、ということで、たまたま家に子供が小学校のときのハーモニカがあった私が一緒に吹くことになった。


ひきうけたとき、「たかがハーモニカ」と侮っていたのが、全く吹けない事実にボー然。自分が小学生のとき、ブーカブーカと苦手意識もなく吹きまくっていた記憶があったので、これはどうしたこと、とあせった。


子供用だから、穴が小さくて、大人の口に合わないんじゃないか、とか(笑)、20年前くらいのハーモニカなので、音が出にくくなっているんじゃないか、とか(これは本当)、いろいろ考えたんですが、新しいものを買う、というところまで気持ちがいかず、とにかく練習しよう、と決心したんです。たった8小節の演奏なので、練習したら、なんとかなるんじゃないか、と信じて。


ドミソは吹く、レファラシは吸う。
ソソラシー シレミー ミレミレシラというフレーズの最後の「ミレシラ」が、吹く、吸う、吸う、吸う、で、息がしんどいのと、シとラの隣り合った音がキレイに出せなくて、どーしたらええんじゃ、と悩んだんですが、でも、そんなこたぁ気にせずに、リズムに乗って、伸ばす音にビブラートとかかけてみて、ノリ良く吹いたらいいかあ、と思って、そっち方面に重点おいて練習しています。


しかし、最近の若い子は、小学校で、ハーモニカじゃなくて、鍵盤ハーモニカを主に習うので、ハーモニカが吹けない子が多いらしい。
前に、英語の筆記体を書いていたら、息子に「すごい」と言われ(ゆとり教育では習わなかったらしい)、今回は、ハーモニカを吹いていたら「よう吹けるな」と感心され、私らのころは当たり前に習ったことを感心されて、なんかびっくりします。