ノーベル賞

今日は、月に一度のイケメン指導者との練習だった。
彼は、徳島大学の工学部の出身で、「僕の先生が・・」と話始めたので、みんな、「すごいですね」と、ノーベル物理学賞の中村先生に習っていたのかと早とちりして、興奮したが、よく考えると、中村先生は、徳島大学では教鞭をとったことはなかったわけである。(大学を卒業して、すぐ企業に就職したからね)

先生の言いたかったことは、「僕の教わった教授が中村先生と同期だったらしい」とのことで、みんな、改めて、「徳島大の卒業生からノーベル賞が出て、すごいですよね」と、四国の大学から偉大な研究者が出たことを、賞賛したのであった。

中村先生は、愛媛の大洲市の出身で、大洲高校を経て、徳島大学に進学された。誤解を恐れずに言うと、エリートというには、あまりにも愛媛の高校生としてスタンダードなコースである。
なので、今、読売新聞の愛媛版では、出身の大洲高校のみならず、小学校や中学校の生徒たちが、「僕らの先輩がノーベル賞をとった」と、喜びの集会をした、との記事が毎日のように載っている。
また、大洲市長が、名物の芋炊き会場(肱川河川敷)で、先日の月食観測会をかねて、「中村先生の受賞とこの月食のめぐり合わせ」を喜んだというニュースがローカルニュースで放送されていた。

どこ出身であろうが、出来る子は出来るのである。田舎の子でも、賢い子は賢い。都会の大学へ行かなくても、やれる子はやれるのである。稀なことではあるが、稀だからこそ、喜びと驚きはひとしおなのである。ほんまに中村先生、おめでとうございます。万歳〜〜。