てきとう??

昨日実家に行ったとき、母の発言が可笑しかった。

一つは、お墓詣りに行く前のこと。父は、その時、用事で出かけていたのだが、母が、
「お墓の敷地に生えている、樹齢400年の楠の木の枝打ちを、お父さんに頼んだら、友達と重機を使って、切株にしてしまった。」と悔しそうに言う。
思わず、「ええ!?あの大きな木を切り倒したん??」とびっくりして、「それは、ひどい。いったいどうしてそんなことを」と半信半疑でお墓に行くと、なんのことはなく、木の上の方の大きな枝をばっさりと切ってはいたけど、木はちゃんとあって、切株、とは程遠い姿だった。
息子と、「これ、切株じゃないよねえ・・」とひそひそ話をした。
まあ、楠の木が無事でよかったけど。

もう一つ。
家でくつろいでいたら、裏の畑から、「ニャーニャー」と猫の声が聞こえた。
「あれ、どこかの猫が来とるん?」と聞いたら、「お隣の猫よ。前は、家の中で飼ってたけど、今は外に出しとる」という。
「どんな猫?」と聞くと、「白い猫よ。よう太って、ボテボテしとる」という。
しばらくして、畑に行って、「白い猫、どこにおる」と探したら、地続きのお隣の畑の方に、トラ猫のでっかいのがいた。
そのトラが、「ニャー」と鳴くのを聞いて、「あれ、さっきの声や」とは思ったけど、「うーん、白ネコではないし・・」と首をかしげていたら、息子が
「まあ、白いところが多い猫ではあるけどねえ」と言う。
やっぱり、その猫が、母のいうところの「白い猫」のようだった。

まったく、てきとうな母のお言葉。かなわんわー、と改めて思った。当たらずも遠からず、というところが、すごいわ。違ってる、と言えんもんねー。笑うわ〜〜