思う事

納税には、ありとあらゆる人が来る。

年収2千万を超えたお医者さんが、生命保険控除や寄付金控除をしに来て、還付金を貰ったりする。年収がそんなにあるんだから、数千円の還付金なんか、もらわなくてもいいんじゃない?とか思ったりするが・・(還付金の請求は、してもしなくてもよい)

かと思うと、年金生活のご老人が、年金の源泉徴収が0円なのに、病院にかかったレシートをいっぱい持ってきて、医療控除をしようとする。もともと徴収されているお金がないわけだから、いくら医療費が10万を超えていたとしても、返すお金がないのだから、あなたの納税(還付)は0円です、と結果が出るのだけど、ご本人は、「これだけお金がかかっているのに、なんで返ってこないのか??」と怒ったりする。なんか、こっちが申し訳なくなる。

先日は、朝9時過ぎに、すでに待っている人が何十人もいるところへ入ってきた男の人が、「すぐにやってくれ。できるじゃろう。なんでできないのか」と怒り出し、「みなさん先にお待ちですから」と職員に言われると、「対応が悪い!所長を呼べ!」と叫びだした。

耳の悪いおじいさんが、担当になったアルバイトの女性に、「税金は、さっさと数字を掛けたら、あっという間に計算できるんじゃ。おまえみたいな素人がおるから、時間がかかるんじゃ」と最初から最後までわめき続け、職員が行っても「今頃の職員は質が落ちた。昔の職員はあっという間に計算した」と怒り付け、PCの打ち込みが終わるまで怒り散らしていた。
最後の確認の画面で、女性が「○○はありませんね?」と項目の確認をしたら「さっきも、無い、って言ったじゃろう!!!」と大声で怒鳴りつけ、会場が凍り付いた。

おじいさんが帰った後、そのアルバイトの女性に、税務署の職員がどんなフォローをするのか、と横目でうかがっていたが、全然そんなことはなく、容赦なく、「次の方〜」とその人のところに次のお客さんを送り込んできた。

確定申告の後半になってから、一段と会場が殺伐としてきたような気がする。人でごった返す税務署、毎年、こんな風景が繰り返されているのだろうか。いややわ〜