3日目 7/15 最終日

早朝6時の本能寺開門の太鼓、続いて7時前の太鼓、娘が起きたかどうかは・・・(^_^;)
窓越しに、朝日が差し込み、ちゅんちゅんとスズメの鳴き声がする。やっと晴れた〜〜〜 


今朝は、昨日買っておいたパンとコーヒー牛乳を部屋で食べ、身支度をしてホテルを出る。
地下鉄市役所前の券売機で「バス・地下鉄連絡普通券」を購入。バスと地下鉄が接続している場合のみ使える券である。60円安くなる。


市役所前から東西線で東山三条まで。地上に出て100番のバスで京都国立博物館三十三間堂前まで。バスには外国人のグループがぎっしり乗っていて、私らの持っているトランクを置く場所もないくらい。ギューギュー詰めの京都市バス


博物館の券を買って入り、ロッカーがあったのでトランクを入れる。100円だが、荷物を出す時に、またコインが返ってくる。さすが公共施設。

7/13〜8/25まで「遊び」の特別展をやっている。
神さまに捧げる歌や踊り(神遊び)を踊っている翁がかかれたお皿、三人相撲の御所人形、江戸時代の物見遊山の様子がかかれた屏風など、古今東西の遊びの絵、道具、書物などの展示である。

江戸時代の遊びの貝合わせに使われた、はまぐりの絵などを見ると、昔の遊びは自然と共にあったんだなあ、とほっこりする。

目玉は秀吉の子供の棄丸(すてまる)の乗った、玩具船だった。
捨て子は生命力が強い、と秀吉が自分の子供が長生きするようにわざと棄丸、と名前をつけたが、結局早く亡くなってしまった。その子が乗って遊んだもの(本物)が展示されていて、びっくりした。普段は妙心寺所蔵だそうだ。


冷房がきき、ライトを暗くした館内を回り、すっかり頭も賢くなり(笑)、お腹がすいてきたので庭のカフェでお昼ご飯。和風ハンバーグセット880円。プラス、ブレンド200円。
からふね屋がやっているお店でした。なつかしや。学生時代は、三条にもあって、コーヒーフロートを飲みによく行ったものです。

お昼がすんで、またバスに乗って京都駅に。
バスに乗る前に、娘が、「もう荷物を持ってバスに乗りたくない、10分くらいなら歩きたい」と言いだして、私が疲れから「この荷物を持って、痛い足をひきずり、炎天下を歩くなんてやってられない、一人で歩け、私はバスに乗る」とケンカになってしまったことが、この旅のたった一つの大きな後悔であった(笑)若い人にはわからない体力の衰えが悲しい。しかし、無理は無理なのであった。


一悶着あったが、バスで駅に着き、伊勢丹のデパ地下でお土産のお菓子などを買う。「亀屋清永」の、この時期しか作ってない「祇園さん」、「京おぼろ」を買い(日持ちしない)、コーラスの仲間には下鴨本町のバイカルのお菓子(日持ちする)を選ぶ。デパ地下の名店を巡ったあとは、恒例の「都路里」のパフェである。
20分くらい並んで、店内へ。私は「花背」娘は「抹茶カステラパフェ」というのを食べた。娘の機嫌がなんとか直ったのはこのころ。
娘にしたら、母がなんで、急に怒り出したのか、ということで、腹を立てていたらしい。説明するのもむずかしいわい。あーあ。


ついに2泊3日の京都旅行も終わり。
私は16時13分ののぞみで愛媛に向かう。娘は京都線で新大阪まで行って、大学時代の友人に会って夕食を食べるとのこと。

新幹線中央入口で、「じゃあねー、お盆に待っとるけんね」と手を振って、娘と別れた。なんとも寂しい夕間暮れ。また明日から東京で元気で頑張ってや〜〜。

岡山で乗り換えた、特急いしづちは、アンパンマン号で、やったー、と思ったのは束の間、指定席を買ってあったにもかかわらず、男の人が間違って先にそこに座っていた。家族で横一列に並んでいて、間違って一席ずれて座っていたようだ。
特に謝られもせず、窓際席に遠慮しながら乗り込む。帰りはなんだか力が抜ける。駅に着いたら、西の空には白い半月。旅は終わった。おつかれ、楽しかった!!